Macをバッテリーで使用している際、それほど重い処理を行なっていない場合、CPUの使用コア数を意図的に制限して電力を節約したい時があります。
その場合、Xcodeに付属するInstrumentsというアプリを使えば簡単にできます。
必要なもの
あると便利なもの
まずは下の図のように、XCodeのアプリケーションパッケージを開きます。
Contents→Applicationsと開いていってやるとこのようなアプリケーションがありますので、Instrumentsを開きます。
InstrumentsアプリのPreferencesを開くと設定ウィンドウが開くので、CPUタブをクリックすると使用コア数を設定する項目が現れます。ここでは1に設定してみます。
なお、変更後に即座に反映されるため再起動の必要はありません。
するとどんなに重い処理を走らせようが1コアしか使用されなくなります。
Intel Power Gadgetで電力をチェックするとこの通り。
ファンの回転数も2500rpmあたりで安定しています。
では、改めて全てのコアを使用する設定に戻してみます。
再び全てのコアが使われ始めてそれに伴い電力使用量も増加しました。
このように意図的に性能を制限することで電力の消費を抑えることができます。外出先で軽い作業を行う時など、性能を制限してでもバッテリーの持ちを優先したい方はぜひ試してみてください。